クンバハカで自律神経の調整
ヨガの秘技「クンバハカ」
クンバハカとは・・・インドのヨガに伝わる神経の反射作用を調整して、心の乱れを防ぐ方法の事です。
実践法
1、肛門を締める(お尻の筋肉ではなく、「穴」を締める事)
2、息を吐きながら肩を下ろす。
3、息を吐ききり、もう一度肛門を締めなおすと下腹部に何かがたまる感覚が出てくる。
以上となります。
最初はあぐらや正座からはじめ、慣れたら立っている時や歩いている時等いつでも出来るように鍛錬すると良いです。
ポイント
肛門を締める事で→
・肩が落ちる
・下腹部に何かがたまる感覚が出る
が同時に行えるようになるまで、繰り返し練習しましょう。
なぜ心の乱れが防げるのか
クンバハカのキモである、「肛門締め」は生命活動や免疫力をコントロールする自律神経が通っている神経叢(赤で囲ってあるエリア)に効果的な刺激を与えます。
この刺激がストレスで乱れた交感神経と副交感神経のアンバランスを整えます。
「クンバハカ」まとめ
交感神経の緊張が続く
→免疫機能に働きかける副交感神経が優位にならない→次第免疫機能が低下して病気になりやすい状態に近づいてしまう。
こうした状態に対し全身の神経叢に働きかける「肛門締め」を行う事で、交感神経の緊張から、副交感神経優位の状態にスイッチが切り替わる事で自律神経のバランスが良くなります。
考察
クンバハカを繰り返し行う事で、「何かが下腹部にたまる感覚」がどんどん強調されてきます。
この感覚が「丹田」でもありますし、「気」がたまる感覚でもあると思います。
仏教やヒンドゥー教界隈だと「丹田」の事を「第三チャクラ」とも言うそうですが、チャクラについてもそのうち記事にしていきます。
国や宗教が違えど、「下腹部に何かがたまる感覚があるのは良い感覚である」と通じているのは面白いですね!
質問等ございましたらこちらまで↓